2005年10月06日

機種変更事件

少し前だが、気になるニュースがあったのでピックアップしてみる。

「新品「電話帳」に149件 ドコモ携帯、販売店手違い」
 NTTドコモ九州の販売店が福岡市の男性に売った新品の携帯電話の「電話帳」に149件の電話番号やメールアドレスが登録されていたことが1日分かった。スタッフが何かの手違いでデータを記録させて販売したとみられ、販売店は「私たちのミス。再発防止に努めたい」としている。
 ドコモ九州によると、男性は7月末に福岡市博多区の販売店で携帯電話を購入した。携帯の電話帳機能には「うち」として北九州市内の電話番号が登録されるなどしており、誰かの個人的なデータと考えられる。



ドコモ九州の代理店よ、やっちゃったなという感じだが、このニュースを見て思い出したことがある。
私も似たようなことが過去にあったのだ。と、いっても数年前に遡るし、キャリアも違うのだが。

その日、私は近所の専売ショップでカシオの機種から東芝の機種に持ち込みで機種変更しようとしていた。で、両方の端末を持っていざショップに。申し出るとお姉ちゃんがショップのコンピュータで番号を移してくれた。

ちなみに「持ち込み機種変更」というのは、簡潔にいうと「今自分が使っている電話番号の入った携帯電話」と「解約済みなどの理由で番号の入っていない携帯電話」の2台を持ち込んで番号を移し替えてもらう行為のことであり、携帯電話会社(キャリア)がおこなっているれっきとしたサービスのひとつのことである。

その後「電話帳やデータも移しますか」と言われたので、ぜひともということでお願いしておいた。

で、携帯を受け取って家に帰り、携帯の電話帳を開いてみて驚いた。ところどころ全く身に覚えのない電話帳データが入り混じっているのだ。いや、ところどころどころではない。登録件数の半分以上が知らないデータだ。

私は携帯の電話帳には基本的に本名の姓名で登録しているのだが、なぜかあだ名っぽいものが多い。ということは、人のデータが入り混じっていたということに間違いなさそうだ。ちなみに一番最初には「アガペー」という名前の人が登録されていた。ちなみに私は、生まれてこのかた携帯電話で「アガペー」とという文字列を入力したことはなかった。これは自信を持って明言できる。

はっきりいって驚いた。しかも冷静に見てみるとかつて自分が登録していた色々な人のデータが消えていた。これは非常にマズい。とくに当時は、今のようにminiSDやメモリースティックDuoなどのメモリーカードでデータをバックアップするという機能がなかったということもあり、バックアップもない。幸い手帳に数件知人の連絡先を記してあったので、その分については復元できたが、他は完全にどこか異次元空間に消えてしまった。

でも待て、俺。機種変更前のカシオの携帯があるじゃないか。それに電話帳データが全部残っているだろう。なぜ今までそのことに気がつかなかったのか自分でも不思議だったが、気を取り直してカシオの携帯の電話帳を開く。

しかし、トップにきていたのはあの「アガペー」だ。
慌てて画面をスクロールさせるも、そこにはやはり私の知らないあだ名っぽい名前ばかりが並ぶ。

消えてしまった…。
いや、消えてしまったというより、この場合は書き換えられてしまったと表現したほうが正確か。

後日、伝票と端末を持って機種変更を頼んだショップに駆け込んだ。担当だった女はおらず、おそらくこのショップのナンバー2であろう、スーツのオッサンだけがいた。

オッサンに淡々と事情を伝えたが、少し日が開いたということもあってか、事実関係を飲み込んでもらうのに少し手間取った。その上で私は、「こういった事例はしょっちゅうあるのか?」というようなことを訊いた。が、そういうことは今まで報告されてないし、ありえないというようなことを言われた。

ありえないとはなんだ、と頭の中で軽く怒った。あたかも私が言いがかりとか狂言をやっているようにもとれる。人間不信の機械万能主義かコンニャロー。頭の中でまた軽く怒った。
ただ、私は怒り下手な性分なので、この時点での「軽い怒り」は恐らく普通の人の「めちゃくちゃムカツク」に相当するものと捉えてもらって差し支えないと思われる。

で、私がごねていると、オッサンが渋々ながらキャリアに私の数か月分の通話記録を請求してくれることになった。ふむ。苦肉の策とはいえ、発信先の履歴をみれば、それを手がかりに完全ではないがある程度電話帳を復元できそうだ。そういうわけで私は通話記録の請求を依頼してショップを立ち去った。

その後、キャリアに本件の経緯についての説明と、補償を請求するためのメールを送ったが、満足の得られる回答はなく、やはり「そのようなことはあり得ない」というような内容の返事を送られた。

おそらくキャリアの本音としては「うちの機械に欠陥があるわけないだろう、このクレーマーが狂言ぬかしやがって」か、「あ、またこの手のクレームきたけど、明るみにしたくないから今回も泣き寝入りしてもらおう」のうちのどちらかだったろう。

まあそんなこんなで私はやりどころのない不満を抱えつつ、通話記録や過去に使っていた携帯電話を参考にして電話帳の復元作業をした。他にも友人関係から芋づる式に第三者の電話番号を引き出したりと頑張ったので、復元率は75%ぐらいにはなった。
だが結果的に、残りの約25%はどうしても復元することは出来ず、あばよということになってしまった。

それゆえ今回のニュースを見て、被害にあった男性のことを人一倍気の毒に思うと同時に、こういった不祥事をオープンにするNTTドコモ九州とこの販売代理店の姿勢に僅かながらの希望を見出したのだ。

KDDIとその代理店はしっかりしろ、と実名で喝を入れたところで今回の日記を終わる。


posted by aasa at 02:31| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | 移動体通信系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/7765062

この記事へのトラックバック

KDDI
Excerpt: KDDIKDDI株式会社(けいでぃーでぃーあい、英称: KDDI CORPORATION)は日本の大手電気通信事業者である。代表取締役会長は五十嵐 三津雄、代表取締役社長は小野寺 正。 長距離電話、市..
Weblog: モバイルネットワークの世界
Tracked: 2005-10-09 11:51


Copyright(c)2005 AASA2 All Rights Reserved.
いただいたコメントやトラックバックは予告なく削除することがあります。ご了承ください。
掲示板、宗教関連、公序良俗に反するサイト以外へのリンクはフリーです。



×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。