2005年09月13日

冒険しようや(南紀白浜篇)5

≪前回はこちら≫

「公共の宿・温泉」


そんな中、私は駐車場で客待ちをしている1台のタクシーを発見した。

ちょっともったいないけどまあしゃあないかと思いつつタクシーに乗り込み、宿に向かった。

宿に着くと、西川かの子似の従業員が出てきた。制服もなく、極めてラフな格好だ。

少しガッカリしながらチェックインを済ませて、バスタオルを買った。この宿は安いだけあって、バスタオルなどのアメニティは充実していない。そのためバスタオルは自分で用意するか、フロントで買うことになる。

私は思いつきでこの冒険に出発したため、もちろんバスタオルを持ってきてはいなかったのだ。で、フロントで買うと600円。思ったより微妙に高い上に、正直、デザインもどこかババ臭い。

バスタオルを受け取ると、鍵を渡されて部屋に向かう。途中にあったラウンジのような所では、いかにもこの宿の常連っぽい若者たちが、あたかも自分の部屋で過ごしているような完全にリラックスしたスタイルでテレビのサッカー中継を見ていた。

そんな彼らを横目に、ちょっと危なっかしい、いつかズドンと落ちそうなエレベーターに乗り込んで、ようやく部屋に辿り着く。予想どおり3500円相応の部屋(和室)だ。ポットやドライヤーなど余計なもの(?)は一切ないが、一応テレビやトイレはあったので少しホッとした。

その日は旅の疲れのせいか、もう既にかなり眠くなっていたので、布団をひいて速攻で寝た。夜更かしすることもなく非常に健康的だ。

あ、そういや源泉かけ流しの温泉があったはず。でも20時や21時はどうせ混んでいるに違いない。そう思い、風呂は翌朝いただくことにした。あまりの眠さで面倒くさくなっていたというのも本音だが。

そして翌朝。昨夜の豪雨はどこへやらという感じに、すかっと晴れた良い天気だ。ちなみに素泊まりなので朝食は出ない。

とりあえずタオル片手に温泉へ向かう。格安宿といえども、温泉ぐらいは期待してみようじゃないか。もしかすると温泉に力を入れている宿なのかもしれない。

が、むむっ、あまり褒められたものではない古臭…いや、レトロな脱衣場。いかにもという感じの浴場。夜に一人で来てしまったら、いるはずのない小さな子どもが鏡越しに見えてしまいそうな雰囲気。「おじさん、遊ぼうよ」と言われて、知らない世界へ連れて行かれても困る。そういう意味では朝に来て助かった。

しかしう〜む、やはり温泉も値段相応なのか。ドライヤーもひとつだけ。ただ無料で使えるのがせめてもの救いだ。

そういうわけで、あんまりのんびりすることもなく猛スピードで全身を洗い、早々と「温泉」を脱出した。


つづく
posted by aasa at 08:56| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 冒険 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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