2005年08月06日

路上ミュージシャン

駅前や商店街で楽器を演奏したり歌を歌っている人らがいる。

趣味なのかプロデビューを目指しているのかはわからないが、うちの駅前の場合そのだいたい8〜9割がたが若者で、女子高生が固唾を飲んで聴き入ってたりもする。

私はたまに、ドン小西や秋元康的なファッションに身をかため、いかにもな業界人になりすまして
「ユーたちグッドなサウンド持ってるじゃないの。ミーがデビューさせてあげようか」
と、おちょくってみたくなる衝動にかられることがあるが、これは一応寸前のところで抑えている。

ところで、そんな若者の中に、恐らくアンデス山脈の麓から来たであろう南米系のおっさんトリオが混じっている。音楽も民族的なもので、結構シブい感じだが、トリオの名前は知らない。

恐らく南米のとある国のとある村で「ジャパンで一旗上げようぜ」と、トランクに楽器と衣装とありったけの夢を詰め込んでやって来たのだろう。

しかし現実は厳しい。彼らの周りにはひとっこひとり寄り付かないのだ。

トリオのひとり(通称「チビヒゲ」)が半ば諦め顔で
「俺たちのサウンドではジャパニーズたちのソウルに火をつけられないのかな‥」
と弱音をこぼす。

それを見たリーダー格の男(通称「ノッポ」)が
「いや、きっと伝わるさ。『コンドルは飛んで行く』だってあんなにポピュラーじゃないか。」
と、チビヒゲを励ます。

「そうか、そうだよなアミーゴ、俺たち…」
そう言いかけて泣きそうになるチビヒゲの肩に、普段は冗談しか言わないお調子もののゴンザレスが何も言わずにそっと手を回し、慰める。

私は適当にセリフを当てはめながら、帰路についた。
路上ミュージシャンの存在については賛否両論あると思うが、南米系おっさんトリオについてはちょっと温かく見守っても良いかなという気持ちになった。

もしかしたら同情をかわせる作戦にまんまと引っかかっているのではないか、と、若干薄汚れた大人の目を持ちつつ今回の日記を終わる。


<以前のコメント>
Commented by 来夢♪ at 2005-08-06 14:46:14
あたしはその『女子高生』の一人です(笑)
そして、民族のはあたしもよく見かけます(笑)
posted by aasa at 05:23| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | いわゆる日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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