【カウンター作戦】
「090の…」と言いながらあらかじめ用意しておいたヤミ金の番号とスパムのメアドを教える作戦だ。何のカウンターかはわからないが、たとえば女が、合コンでしつこく番号を訊いてくる男に対して用いるのに有効かもしれない。
【うやむやドロン作戦】
「あ、でも近々携帯替える予定やから、替えたらまた教えるわ」と、その場では教えず一旦回避してその後は放置する作戦。一見実践的ではあるが、問題点も多々ある。
【オウム返し作戦】
「あ、じゃあそっちのメアド教えてや。メール送るから」と、切り返す作戦。もちろんその後は放置。そこそこ使えるかもしれない。ポイントなのは、番号ではなくてメアドを訊き返すという点だ。
【一旦教える作戦】
「わかった」と、とりあえず連絡先を交換し合う。が、その後の相手からの連絡には一切応答しないというある意味捨て身の作戦。交換の際に「俺あんまメールとか電話とかせえへんねんけど…」と添えて、牽制を加えれば放置行為に納得してもらえるかもしれない。
【アイドル作戦】
「事務所を通して下さい」と言って断る。しかし「事務所の電話番号は?」と追撃されかねないので、そういった場合は怖い方の事務所の番号を教えればOK。
【バイザウエイ作戦】
「せやな。ところで…」と、話題を変える作戦。結局一時しのぎにしかならない場合が多いので、この作戦で「間」をとりながら他の方法を模索する。
【論理破綻作戦】
「あ〜、でも赤外線ついてへんからなぁ…」などと、わけのわからない言い訳をする作戦。これ以外にも、自局番号を表示させる方法がわからないふりをするパターンがある。
【正直じいさん作戦】
「いや、あんたには教えたくない」と潔く答える作戦。もはや作戦とは呼べないが、ひとつの立派な手段ではある。
【恋人一徹作戦】
「あ〜でも彼女(彼氏)に余計な心配かけさせたくないし…」と、断る作戦。相手が異性であることが前提だ。
【駆け引き作戦】
「じゃあ、古今東西で勝ったら教えてあげる」というように、何かの勝負を持ちかける作戦。冷静に考えれば連絡先を教えてもらうのになぜ勝負をする必要があるのかという疑問に目覚められかねないので、ごまかしのきく雰囲気と、自分が有利となる勝負の提案が必要となる。
以上長々と提案してみたが、やはり決め手となり得るものが見つからない。そういえば中には「教えずに済む方法」でないものが混じっているが、まあそのへんは大目にみてください。
ひとまずわかったことといえば、断ること自体は比較的簡単ではあるが、「傷つけずに」とか「不愉快な思いをさせずに」といった条件がつくと一気に難しくなるということだ。うま〜いこと教えずに済む方法があれば、誰か是非教えていただきたい。と、中途半端になってしまったところで今回の日記を終わる。
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