2006年07月11日

限界

 先日、約束の時間に遅れ気味だったので、久しぶりに走った。

 走って、走って、ひたすら汗が出た。体はかなり汗臭くなっていたと思うが、そんなことは気にしていられない。とにかく、時間に間に合うように全力を振り絞る。

 こんな私だが、高校時代は陸上部である。走ることに関してのプライドは他人以上に高い。妥協をするなどもってのほかなのだ。

 だが、どうだ。過ぎ去る歳月は容赦なく私の筋力を奪ったのか、まるで足が上がらない。

「クッ!」

 思わずくじけそうになる。日照はないが、異様に高い湿度のおかげでシャツの中はもうすでに汗だくだ。

 遅刻はいけない、遅刻はいけない。そう頭の中で繰り返す。

 そのうち足の回転速度が著しく低下していることに気がつく。何ということだ、これじゃ早歩きと変わらないスピードじゃないか。

 気がつけば、当初思い描いていた私のイメージは、現実の私の遥か先の方にあった。

 次第に吹っ切れてきた私は、駆け足から早歩きに切り替える。もう、足が重いのだ。

 肩で大きく呼吸をしながら、事前にネットの地図で確認しておいた目印「郵便局」がないか、周囲を見渡す。

 郵便局のところを少し曲がれば目的地のはずなんだが、それが、ない。あれ、そんな遠くじゃないはずなんだが、まだ先なのか。

 とりあえず郵便局が見えるまで頑張ろう。そう気持ちを切り替えて、私は再び走り出した。

 まだか、郵便局はまだか!ハウロング!ハウロングダズイットテイクフロムミー!ポストオフィス!

 などと気合いを入れながら猪突猛進し続けた私だが、結局、目印の郵便局も見つけられず、自分がどこにいるのかさえわからなくなるわ、当然時間には間に合わないわで今回の日記を終わる。
posted by aasa at 18:16| 大阪 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | いわゆる日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
まだ走り続けてらっしゃるのかしら…
DUO時代から読ませていただいておりました。
更新楽しみに待っております。
Posted by at 2006年09月10日 11:18
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