2006年03月13日

モーニング2

 先日、またモーニングセットを食べるべく近所の喫茶店に行ってきた。

 いつものように、コーヒー、トースト、ゆで卵の3点セットから構成されるモーニングセットを注文し、お盆を受け取る。
この喫茶店はいわゆるセルフ式で、砂糖やコーヒーフレッシュは自分で取らなければならないため、それらも盆に載せる。

 が、しかし、そこにはひとつ大事なものがなかった。─「塩」だ。

 ゆで卵を食すために必要不可欠な塩がないのだ。前に来た時にはあったはずなのに、なぜか今回はないのである。

 イヤな予感がするが、ともかく落ち着け、私。そう言い聞かせながら席に着く。
そして私から見て二つ隣の席の爺さんに目をやると、塩の入った入れ物をテーブルに置いているのが見えた。
しかも爺さん、ゆで卵は既に食べ終わっていて、現在は一人雑誌を読んでいる。

 この喫茶では、自分が使う分だけの塩をその場で小皿に出して、塩の入った入れ物は次の人のために元の場所に戻しておかなくてはいけないという暗黙のしきたりがあるはずだが、爺さんにそのシステムは通用していないようであった。

 おい、爺、独り占めしてないでその塩をよこせ。言いたかった。しかし、私はジェントルマン。もとい、小さい男。私がトーストを食べている間にでも爺が盆を返却するついでに塩も元の場所に戻すだろう。よかろう、ではその時まで待つか。

 そして私は、5分とかからないうちにトーストをぱっくりと食べ終わってしまった。これは我ながら早すぎた。テーブルにはもう、コーヒーとゆで卵しかない。
塩は依然、爺のテーブルに置かれたままだった。

 おのれ、爺め。公共財を私物化しよって。その塩は皆のものだと何度言えば…。いや、言ってない。

 すると爺が、おもむろに席を立った。ヨッシャ!
 が、爺はすぐさま別の雑誌を片手にまた戻ってきた。私の気分は一気に天国から地獄へ。天使と悪魔に弄ばれているのだろうか。

 さらに今度は、店に婆がやって来て爺と同じ席に座った。夫婦なのかどういう関係なのかわからないが、ともかく彼らは私をよそに二人で話始めた。

 こうなるとさらに声をかけづらい。婆の手元には、ゆで卵もあるのだ。

 もう、これは諦めるしかない。開き直った私は、自分のゆで卵の殻を剥き始めた。しかし、どういうわけかうまく剥くことができず、何度剥いても薄い皮が残る。
そこで無理やり皮をめくろうとしたのだが、今度はゴロっと白身ごと剥けてしまった。

 最終的に、身がほとんど残っていない状態になってしまったガタガタのゆで卵を、塩なしで一気に頬張った。

 やっぱり、塩がないせいか、のっぺりした味。ああ、もう、完全に何が何だかわからないが、そういうわけで今回の日記を終わる。
posted by aasa at 19:37| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | いわゆる日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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