2006年03月02日

武器で悩んだ日

 先日私は、神戸の中華街‐いわゆる南京町に行ってきた。
 南京町は中華街といえど、明らかに「これ中国ちゃうやん」とツッコミたくなるような商品(特に食べ物)を扱うお店がそこらじゅうにあるのだが、まあウマけりゃなんでもいいか、と、あまりこだわらずに刈包やキムチラーメンを食べ歩きした。

 キムチラーメンの店のオバサンは、当初「ハイ、イラシャイマセー」といような片言っぽい日本語を使っていいて「お、この人は外国人か?」と思ったのだが、私が商品を注文した後は「熱いから気をつけて」と、全く流暢な日本語を使っていて、少々脱力した。

 そんなこんなでB級っぽい下町の味をテキトーに堪能した私は、南京町の裏路地にある中国グッズの雑貨屋に向かった。その雑貨屋は、かつて、漢字の「愛」の文字をしたペンダントを売っていた不思議な店だ。そんなもの、ネタ以外で誰が買うんだ?という声が聞こえてきそうだが、私の知り合いで実際に首からぶら下げていた人がいた。世の中の需要というものはどこにあるのかわからないものである。

 で、私はその雑貨屋の奥で、これは!というものを発見したのである。それは、武術のための武器である。ヌンチャクやサイはもちろん、”トンファー”、”三節棍”、”九節鞭”などがあった。関根勤なみにマニアックで申し訳ない。で、ヌンチャクは、小学生の頃に兄が持っていたので振り回したりして遊んだことがあるのだが、その他の武器に関しては、映画や写真でしか見たことがなかったため、初めて実物を手にすることができ、大層感激した。

 念のために解説を加えておくと、トンファーというのは棒に”握り”の部分を加えた武器で、基本的に二本を両手で扱う。打撃はもちろん関節技にも使うことができ、慣れれば両手のように自由自在に扱える。さらに、これを使って防御をすることもできるというスグレモノであるため、アメリカの警察でも実際に使われているらしい。

トンファー(D)  ■東京/渋谷 (株)松興堂製■
トンファー


 また、三節棍というのはヌンチャクの発展型のようなもので、三つの棍棒を鎖で繋げた武器だ。モノによっては単に鎖が繋がっているだけでなく、それぞれの棍棒同士をくっつけて一本の長い棍棒に変形させることもできたりする。

sansetsu.jpg
三節棍


 そして九節鞭は、簡単に言い表すと、三節棍の節をさらに細く、細かくして増やし、先端を尖がらせたものだ。持ち運びに便利で、リー・リンチェイ(ジェット・リー)が映画で使っていたこともある。街を歩いていて、ちょっと暗殺でもしよっかな、と思ったときに便利かもしれない。

kusetsu.jpg
九節鞭


 私はその場でしばらく購入を検討した。買うなら、トンファーか三節棍だが、う〜む…。
ただひとつ確かなことは、ジャッキーチェンの映画に熱狂していた高校生当時の私であれば即買いしていたということだった。しかし、問題の本質は、今、私がこれを買うかということである。さらに悩んだ。
 しばらく悩んでいると、トンファー(木製)が二段ベッドの破片のように見えてきた。そしてさらに、「一体その武器をどこで使うのか」という、一番現実的な壁にぶち当たった。

 そう、武器を使わない普通の中国拳法ですら公園で練習しなかった私である。この武器を公園で練習するほどまでの根気は、今や無いに等しい。

 私は約30分に渡る苦渋の末、結局何も買わずに店を後にした。まあ、買おうと思えばいつでも買えるさ、と自分自身を説得し、さらに、あわよくば老後の楽しみにでもとっておけばいいか、と開き直ったところで今回の日記を終わる。


トンファー(D)  ■東京/渋谷 (株)松興堂製■トンファー(D)  ■東京/渋谷 (株)松興堂製■
販売価格:4777円


合皮トンファー・ケース  ■東京/渋谷 (株)松興堂製■合皮トンファー・ケース  ■東京/渋谷 (株)松興堂製■
販売価格:3675円


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posted by aasa at 01:08| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | いわゆる日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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