2006年02月12日

食べられません

 小学生ぐらいの頃、今考えるとどうでも良いものをよく集めていた。

 ゲームセンターで獲得したメダル、消しゴム、筆箱、ガチャガチャの丸いケース、下校途中に拾ってきた綺麗な石、切手などだ。切手は、父親から「消印押してあるやつのほうが価値あんねんぞ」と言われ、使用済みのものだけを集めていたが、今思うとどうもうそ臭い。

 まあそれはとにかく、そういったコレクションの中で、今改めて考えてみても謎なものがあったのだ。それが、「食べられません」だ。

 せんべいや海苔の缶などに入ってある乾燥剤で、よく「食べられません」と書いてあるものである。

 確かに今になって考えてみても我ながらなぜ集めていたのはわからないが、恐らく「入手しやすく、どうせ捨てるものなので集めやすいから」という理由で集めていたのではなかったかと思われる。

 オーソドックスなものは白い紙のような素材の袋に入っているが、洋菓子などの場合は、透明な袋に水色や黄色などカラフルな「食べられません」が入っていたりする。これはビジュアル的にわりと洒落ているのだが、当時の幼い私は、なぜかこの「カラフル食べられません」があまり好きではなかった。

 また、「食べられません」は大きく分けて二種類ある。先述の「カラフル食べられません」に代表されるような完全球形タイプと、砂利のように形の定まっていない白い石灰タイプだ。

 暇な時に「実験」と称して近所の植物の葉にふりかけてみたりしたが、何の反応もないことにガッカリしたことがある。

 また、それからしばらく後に「石灰は水に濡れると発熱する」と知り、石灰タイプの「食べられません」をわざと水に浸してみたりもした。

 この「食べられません」コレクションを通じては、特にこの先の人生に役に立ちそうなものも得られたわけでもなく、何かを学び得たものがあったわけでもない。

 この経験話から今の私が言えることは、「私は少し変わっていましたよ」ということぐらいだなぁ、ということで今回の日記を終わる。
posted by aasa at 09:48| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 回顧録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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